2016/03/26
『思い込みと早合点』に、サヨウナラ
人生には、そこかしこに「落とし穴」が待ち構えています。それらは実に巧妙に掘られた「罠」です。誰が掘っているんでしょう?もちろん、僕たち人間です。人間は落とし穴にハマると、誰かが自分の前を通り過ぎようとするのを見ただけで、不安を覚えてしまいます。そしてついつい自分がハマっている落とし穴に他の人々を招き寄せようとしてしまうのです。
そして「これで良かったんだよね?」「しかたないもんね?」「わかる、わかる」「そう、これで良かったんだ!」と、穴の中で互いにささやき合いながら、心の底から湧きあがって来そうになる疑問に、何度も何度もフタをします。「しょうがないじゃない」「世の中そういうもんでしょ」「食べていかなくちゃならないんだから」「選択の余地なんてない」「いちいち立ち止まってなんかいられない」「考える余裕なんてないでしょ」…思考を停止できる、甘美な決まり文句が穴の中では飛び交い続けます。
そんな人々にも、声をかけましょう。お互いに、穴から引っぱり出しましょう。社会の被害者で居続ければ自分はどこかで正しいと思っていられる…そんな時代は、とうの昔に終わっています。思いもかけない未来へ、ずっと先に歩んで行けることを、一緒に確かめましょう。「時代は開くことになったんですから」!
★さて皆さん、ブログ第二回目です。文化編にようこそ!
この文化編の企画に際して、エハンさんがこれからの時代のキーワードとして「直感・創造力・独立性」という三つを挙げてくれました。そこで僕は、「それらをジャマし、阻止しようとしている罠」について、皆さんと考えたいと思います。そこに向かうエネルギーをジャマしている「カラクリ」「落とし穴」に気付くことが重要だと思うからです。
まず僕たちが、何よりも先に取りかからなくてはならない落とし穴…それは「思い込みと早合点」です。これは人間生活の中で最大の罠の一つです。思考を停止させる誘惑、パターン化された反応、と言っても良いでしょう。
僕たちはすぐに「早合点」し、「疑問を放り投げ」、「会話を・思考を、終了させよう」とします。そうやって「互いの心を覗き込みあう前に」、それぞれがハマり込んでいる「いつものゲーム」(社会や個人の中にある、思い込みのシステム)に、さっさと戻ろうとしてしまいます。周囲の人もそうしているように見えるから、疑問なく「そうするもんだ」と思い込んでいるのです。
僕たちは、世間にあふれる「便利な言い回し」を使い、「パターン化された会話」を繰り広げながら、互いの思考が「ある深さ」以上に進まないよう、無自覚に、「牽制し合うようにして」暮らしています。そうやって「社会の思い込み」を、強化し続けているのです。
でも、そこから抜け出ることが出来たら、どんな人にも「直感と創造力と独立性」が備わっていることに、きっと気付くことができます。
「直感?創造力?独立性?…自分にはそういうの、多分ないなぁ~」と思われる方は、「どういういきさつ」でそんな風に「思い込まされてきたのか」「今も思い込み続けているのか」、考えてみませんか。そして「他の人にはないかも知れないけれど、自分には人よりあるかもな~」と思われる方も、「どういういきさつ」でそんな風に「思い込むようになっちゃったのか」「今もそう思い込みたいのか」を、考えてみませんか。
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